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学資保険の返戻率の意味について~そもそも返戻率って何?

学資保険では返戻率という数字が出てきます。

これはどういう意味なのでしょうか。

典型的な学資保険を取り上げて考えてみますと、子供が0歳から15歳になるまでの15年間、毎月決まった金額を払い込んでいき、子供が18歳になった時点で満期となって満期金を受け取れるというようになっています。

子供の教育には多額のお金がかかるものですが、中でも最も大きな負担となる大学入学時の出費に予め備えようとする保険です。

わざわざ保険などに入らなくても、毎月決まった金額を積立預金にしておけば同じことではないか、積立預金であればいざというときには解約して自分で使うこともできるだろうにと思われるかもしれませんが、保険としてのメリットがあります。

例えば、契約者である親が途中で死亡してしまったような場合には、それ以降は保険料を払う必要がなくなります。

保険料をその後は払わなくても、払っていた場合と同じだけの満期金が受け取れる仕組みとなっており、一種の生命保険的な要素も持ち合わせていることになります。

積立預金ではこうはいきません。

途中で死亡してしまったような場合には当然ながらそれまで積み立てていた金額プラス利子しか受け取れなくなってしまいます。

また、いざという時に自由に使えないのではないかという不安があるかもしれませんが、保険はそれまでに払い込んだお金を担保として融資を受けることもできますし、もちろん最後の手段として解約することもできます。

預金と比べると確かに自由度は劣ることは間違いないでしょうが、決して満期になるまでそのお金を使う方法が全くないわけではありません。

そして、積立預金の場合に利子がつくのと同じように、学資保険であっても利子に相当するものを得ることができます。

冒頭に書いた典型的な例で言いますと、15年間、例えば毎月1万円を保険料として払い込むとしましょう。

すると年間では12万円、15年間では合計で180万円を払い込むことになります。

では子供が18歳になったときに受け取れるお金はいくらかと言いますと、もちろん経済情勢などにも左右されますが、180万円ちょうどというようなことはありません。

普通はそれよりも大きな金額になります。

ここで返戻率が関係してくるのですが、もし110%という数字であれば、180万円の110%の金額が満期時に受け取れることを示しています。

つまり198万円を受け取れることになり、積立預金と同じように貯蓄という意味を持たせることもできるようになっているわけです。

返戻率は高いほどありがたいのは当然ですが、これは結局のところ保険会社の運用益に左右されますから、その時点の経済情勢、景気の良し悪しによって変わってきます。

景気の良い時代が続けば運用益も大きくなるでしょうから率もアップしますが、景気が悪ければあまり運用益も見込めず、率もダウンしてしまうということです。

このあたりは時代に左右されますから個人レベルではどうしようもありません。

もちろん、保険会社によっても異なります。

どのようにお金を運用するかというのは保険会社が決めることであり、会社によって強気のところもあれば堅実さを優先するところもあり、結果に差が生じるのは当然のことだからです。

ただ、いわゆる一年間の金利の数字と同じようなものと考えると、預けたお金が増えるという意味では似たところもあるものの、そのまままともに受け取るとおかしなことになる可能性もありますから注意する必要があります。

例えば、上の例である110%という数字ですが、この例では確かに10%も元本が増えています。

昨今の金融情勢からすれば考えられないくらいに高い数字です。

ですが、よく考えてみてください。

これは1年間で10%増えたわけでは決してありません。

例えば、0歳から1歳までの1年間では12万円が払い込まれているはずですが、この12万円分については、子供が1歳になってから18歳になるまでの実に17年間にもわたって運用できることになります。

同様に、1歳から2歳までの1年間に払い込んだ12万円については16年間も運用できますし、最後の14歳から15歳までに払い込まれた12万円についても18歳までの3年間は運用できるわけです。

単純に考えても、平均して約10年間くらいは運用できる期間があるということになり、一年間の金利として示される数字よりもはるかに高い率になるのがむしろ当たり前だということです。

返戻率の数字の高さだけに惑わされてしまい、普通に銀行に預けているよりも明らかに有利だと思い込まされてしまうことのないようにしましょう。

また、返戻率は普通は100%よりも高い数字になりますが、いろいろな特約を付けたりするとその分だけ率も下がってしまい、結果的に100%を割り込む、つまり元本割れしてしまうこともあります。

保険という意味を重視するのならそれでも構いませんが、この点にも注意しておきましょう。

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